エンジニアにとってフリーランスを夢見る人は多いでしょう。起業を考える前に綿密な計画や準備はしておいて損はありません。将来の事は見えないとはいえ、最低限の準備をしておかなければ、余計なストレスが積み重なり、体を壊しまう可能性もあります。自己管理も独立した直後はあまりうまくできない人も多いです。自分の性格上本当に独立に向いているかどうか、自分自身を分析してみる事も大切でしょう。
起業は、エンジニアでも他の職種でも準備の仕方はあまり変わりません。独立前に必ずやっておきたいことは、2つあります。
1つめは、顧客獲得や新規案件などのマーケティングを行いましょう。新規案件のマーケティングは、ご自身でも行えますが作業できる時間が減ってしまう上に非常にストレスを感じます。そのため、営業だけはアウトソースしたり、マーケ専用の人を雇うなど回避策をたてておけば心配することはありません。
2つめは、支出の概算から１年ぐらいの費用を算出し、独立時に資本金として確保しておくことです。独立する前に、起業にどれぐらいお金がかかるのか概算でもいいので計算しておきましょう。最低でも１年間分のコストを資本金として用意しておくのがいいでしょう。一人で仕事するならいいのですが、スタッフを雇用するならかかる経費は給料以外にもいろいろあります。一人で考え込まずに会計士さんに相談するのが一番です。また中小企業向けの補助や行政サービスもありますのでできる限り活用してみましょう。